完全データ入稿とは
「完全データ入稿」とは、そのまま印刷できる状態に仕上がったデータのことです。
よくあるトラブルとして、スマホで撮影した写真や、ネット上・他の資料からコピーした画像(スクリーンショットなど)をそのまま入稿データとして使おうとされるケースがあります。
これらの画像はパソコンやスマホの画面上では綺麗に見えるため問題ないように感じられますが、実際に印刷する原寸サイズまで拡大すると、画像が荒く粗い(モザイク状)になってしまい、使用できないことがほとんどです。
画面上のサイズと、実際に印刷される原寸サイズ(例えば看板であれば1メートル以上になることも多い)とでは、必要な解像度が大きく異なります。
画面で見て「きれいに見えるから大丈夫」と思っていても、印刷現物のサイズまで引き伸ばすと解像度が全く足りていない、というケースが非常に多くございますので、十分ご注意ください。
その入稿データに不備がありますと、再入稿していただくことになります。
その際には弊社からその旨をご連絡させていただきますが、
その分発送予定日や納品日が遅れますので下記に記載してある注意事項を十分ご確認していただいた上で入稿していただきますようお願いしております。
【注意】デザイン上の誤字脱字やレイアウト不備等のアドバイスは行いません。印刷可能であれば製作工程に進めさせていただきます。
目次
完全データ入稿前のチェック項目
完全データは、「そのまま印刷可能な完成されたデータ」をいいます。 デザイン上の誤字脱字やレイアウト不備等のアドバイスは行いません。印刷可能であれば製作工程に進めさせていただきます。
文字のアウトライン化
仕上がりサイズと縮尺の記入(縮尺は1/1、1/10、1/20のいずれかのサイズで縮尺を明記)
画像の解像度は原寸で150~300dpi程度
配置画像はリンク形式(画像データも一緒に入稿)
CMYKモードで作成(RGBでは画面の色と異なった色で出力されます)
①入稿可能なデータは .ai/.eps/.pdfでございます。
②Word、Powerpoint、Excelでのデータからは、印刷できません。 
データ作成について
文字のアウトライン化
文字を、パスで構成された図形データに変換することです。
文字のアウトライン化をすることで、フォントの情報が破棄され文字が図形化されます。
これにより、作成したデータをフォントがインストールされていない別のPCでデータを開いた際にも、 文字の形が変わってしまう事を防ぐことができます。
「完全データ入稿」はすべてアウトライン化して下さい、 弊社で修正作業の場合は、別途トレース費が必要となる場合があります。

特徴のあるフォントも、文字をアウトライン化せずに入稿しますと、一般書体に置き換わってしまいます。
画像の準備について
画像を配置にもアウトラインが必要です。
Illustratorでアウトライン表示(Ctrl + Y)をご確認ください。画像データは四角形ですが、 アウトラインデータは一文字ずつの輪郭線があります。
画像を縁取りをして図形化することはトレースと言います。 弊社にてトレースする場合は、トレース費が別途必要となります。

カラーモードについて
データのカラーモードはCMYKカラーでご入稿ください。デジタルカメラで撮影した写真やインターネット上の画像の多くはRGBモードになっておりますのでご注意ください。

RGBカラーのデータをご入稿の場合
- RGBカラーをCMYKに変換すると、モニターと印刷後で色に差が生じ、仕上がりがくすむことがあります。
- 電飾シートやPETフィルムでは、バックライト使用時に色が薄くなるのを防ぐため、通常より濃い仕上がりが求められます。
- これらの素材にはインクの二度塗りを行い、より濃く仕上げます。
- RGBデータをCMYKに変換し、二度塗りを行うと、さらに色が濃く見えることがあります。


画像の解像度
画像データの解像度が原寸300dpi程度ある必要があります。
それよりも低い解像度だとモザイク状になってしまいますので、使用できません。
原寸サイズでデータを作成
原稿サイズの上下左右にそれぞれ+10㎜ずつ付け足した状態で作成してください。
例)
- 原稿サイズ(板面寸法):W450×H600mm
- 表示画面サイズ(見え寸):W430×H570mm
作成データ寸法:W470×H620mm
実際に表示が見える部分は「表示画面サイズ」になりますので、文字や必要な情報は「表示画面サイズ」内に収めてください。
※原稿サイズ…実際の板のサイズ。フレームがかぶり見えなくなる部分もあります。
※表示画面サイズ…フレームや成型部分を除いた実際の表示が見える部分のサイズ

JPGデータでのご入稿について
「原稿サイズ」で作成されたものであれば、JPGデータでもご入稿可能でございます。
ご入稿の際は、データの解像度が低く印刷時に粗くなってしまわないよう、実際の原稿サイズ(原寸大)に合わせて作成されたJPGデータをご用意いただけますようお願い申し上げます。
JPGデータでのご入稿は、Illustrator等の専門ソフトをお持ちでない方が、無料のデザイン作成サイトやスマホアプリ等を使って作成されたデータであるケースがほとんどです。
これらの無料ツールは手軽にご利用いただける一方で、解像度やカラーモードの面で印刷に適したデータを出力することが難しい場合があるという制作上の限界がございます。
そのため大変恐れ入りますが、無料ツールをご利用の際は、こうした制限があることをあらかじめご理解いただいた上で、実際の原稿サイズ(原寸大)でも十分な解像度を保てるようデータを作成・書き出ししていただけますようお願い申し上げます。
※JPGデータは、スマホ・デジタルカメラで撮影した写真やインターネット上の画像、上記のような無料作成ツールの出力データなど、ほとんどがRGBカラーで作成されております。弊社での印刷はCMYKカラーで出力するため、ご入稿いただいたRGBデータは印刷時にCMYKへ変換いたします。その際、画面で見ていた色味と実際の印刷後の色味が異なる(特に鮮やかな色がくすんで見える等)場合がございます。
JPGデータでのご入稿は、こうした解像度・色味の変化があらかじめ生じる可能性があることをご了承いただいた上でのご入稿とさせていただきます。
AI画像生成・アップスケールをご利用の場合
もしAI画像生成ツール等でデータを作成・調整される場合、以下のプロンプトを生成ツールに入力して高画質化をお試しいただくと、綺麗に出力できる可能性がございます。よろしければご参考になさってください。
AI画像生成・アップスケール用プロンプト例
「A1出力原寸サイズ(594mm × 841mm)、印刷用高解像度300dpi。粗い部分やぼやけた線をくっきりと高精細に補正(アップスケール)してください。ノイズを除去し、大型看板の印刷に耐えられるシャープでクリアな画質に仕上げてください。」
※AI画像生成・無料アップスケールツールにも解像度の上限や処理能力に限界があり、元データの解像度が著しく低い場合は、これらのツールを使用しても十分な画質まで補正できないことがございます。あらかじめご了承ください。
※AI画像生成ツールで出力されるデータも通常RGBカラーとなります。JPGデータと同様、印刷用のCMYKカラーへ変換する際に画面上の色味と実際の印刷後の色味に差が生じる場合がございますので、あらかじめご了承の上ご入稿ください。


